●美品●二層構造反射板●TDK BS-TA352 前期型 BS CS 室内 アンテナ●受信検証済●自作回転式スタンド２機種●
●本機の特長● TDK BS-TA352はセンターフィード型の室内アンテナで、流通在庫が多い機種です。 しかし、発売から20年以上が経過して、経年劣化で状態の悪い品が増えています。 特に後期型はコストダウンのため反射板がアルミ板１枚のペラペラ軽薄構造になって しまいました。また、塗装の質も低下したように思われます。 それに対して、前期型は二層構造です。パラボラ表面のアルミ板を補強する形で 樹脂板を裏面に密着させ、一体となって堅牢な造りになっています。少々ぶつかっても 凹まない。また、表面の塗装も上質で劣化が少ないように感じます。
【写真１】この出品機種ではパラボラの外周に黒いゴム系プロテクターが巻かれ、保護されています。そのため、二層構造の境目は見えません。プロテクターを少しめくると見えます。当然外周にキズはありません。表面は綺麗な印象ですが、虫眼鏡で見ると細かい擦れや塗装の若干の劣化は認められます。また、外周の少し内側周囲にはところどころに塗装剥がれのキズがあります。一応補修はしてありますが、新品同様に完璧を求められる方は入札をお控えください。後期型ではセンターポールの周りにドーナツ型の樹脂が見えますが前期型にはありません。
【写真２】裏面の樹脂に目立つキズはありません。しかし、一部に色あせやクスミがあります。マウント装着部分は樹脂板と一体成型になっいます。そのため、ドーナツ型の樹脂をはめ込む構造の後期型より堅牢な造りになっています。また、横長のアルミラベルが貼ってあるのが前期型の特徴です。
【写真３】屋外の広い空間であれば、仰角と方位の２要素だけで調整できますが、我が家のように屋根の軒とバルコニー柵と窓枠の１ｍ四方という狭い空間では周囲の障害物を回避してピンポイントで調整するためには高さの要素が重要になってきます。ところが、市販のスタンドは高さが固定されたものばかりです。そこで、写真のような回転スタンドを自作しました。これはプロジェクター用の自由雲台仕様のスタンドを改造したものです。自由雲台では360度自由過ぎて困るので固定してあります。鉄製円形台座の上に更に長方形の樹脂板を重ね一番下にはズレ止めのシートを敷いてあります。これで安定します。これらも付属しています。
【写真４】比較のために後期型（左）と並べてみました。これはあまりに汚れがひどかったので、洗剤でジャブジャブ水洗いしたら、塗装が溶けだしてこんな姿になりました。それでも、受信性能には問題がないので、さすがTDKです。
【写真５】後期型（左）は洗ったために裏面の塗装がほぼ溶解してアルミの地金がむき出しになっています。コンバーターの仕様も変更されています。前期型（右）ではプラスチックの外装で保護されています。また、後期型（左）はネジの脱着調整が＋ドライバーでできますが、前期型（右）では六角レンチが必要です。ご自身で用意してください。また、同軸ケーブルも付属しませんから、ご自身で用意してください。
【写真６】自作スタンドを２機種お付けします。左側は二段式になっていて、30cm～40cmの範囲で高さ調整可能です。中央付近で出っ張っている横ネジは自由雲台を固定するものです。しっかり締めた状態で使ってください。緩めるとガタつきます。右側は勉強机などに固定する電気スタンドのアームを改造したものです。根元が回転するので、方位の微調整に便利です。また、根元のヒンジで仰角の微調整もできます。ただし、スタンドをあまり寝かせるとアンテナの重みでズレてしまいます。できるだけ、垂直に近い範囲で調整してください。この２機種は受信環境に応じて便利な方を活用してください。
【写真７】ＢＳ受信受信環境は窓ガラス１枚・カーテン２枚・埃除けカバー１枚で問題なく受信できました。ＳＨＡＲＰのＡＱＵＯＳテレビによる受信強度の数値がBS-1チャンネルで９３です。他のチャンネルも同様で、安定して映像視聴ができます。平面アンテナではチャンネルによってバラつきが多く見られます。しかし、パラボラ型は同じ強度で安定しています。アウトドア等で移動が多い場合はコンパクトな平面アンテナにメリットがありますが、室内の据え置き使用ではこのセンターフィード型のパラボラが断然有利です。
【写真８】ＣＳ受信受信困難チャンネルと言われるCS-22は、残念ながら映像視聴できませんでした。したがって、ＣＳ全チャンネルの視聴が必要な方は入札をお控えください。
【写真９】ＣＳ受信CS-8チャンネルです。十分な感度で映像視聴できます。
【写真10】ＣＳ受信スカパーです。感度良好ですが、有料チャンネルは視聴していません。ご自身で判断してください。
以上はあくまでも私の自宅の受信環境における感度です。衛星放送アンテナは受信環境によって感度が大きく左右されます。そのため、落札者様の受信環境における受信性能を保証するものではないことをご理解いただける方の入札をお待ちしています。